最初   前へ   次へ   最後      インデックス  
ALTの偏り値の推移を示す。ALTの平均値は当初より目標値より3〜4%ほど低めに推移している。酵素安定性が比較的悪い項目であるので、保存状態、運送状態等で変化しやすいため検体到着後直ちに測定していただきたい項目である。JSCC法の採用率はASTと同じであり、現在ほぼ100%(ドライケムを含む)の採用率である。また図に±2SDの幅を示すが施設間差は目標値の許容幅とほぼ同じ程度である。変動係数は、従来から4.59%〜5.65%でありクローズでのサーベイが1%ほど大きくなっている。第31回のサーベイでは5.35%であった。



ALTのメーカー別測定値を示す。ALTは平均値と目標値とに若干の値のズレが見られる項目である。Lotを新規に変更しても各メーカーの値と目標値はほぼ同じ動態を示すことからその原因の一つにメーカーの標準液との差が考えられる。 ALTについてはまだいくらかの問題点が残っており、検討し改善を行ってゆたい。


スライド 7