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TBILの偏り値の推移を示す。TBILは変動係数の大きな項目である。第31回サーベイでは幾分施設間差(CV=9.12%)が大きくなっているが、1.5mg/dl程度の測定値では89%前後の変動係数から小さくならないのかもしれない。目標値(2.5mg/dl)の10%許容幅は0.25mg/dlであり、変動係数で5%の範囲であるので、各施設の努力でもう少しの収束は可能であると考える。TBILは光の影響も受けるため配布された試料の取り扱いには特に注意して頂きたい。また他の項目同様時系列的に許容範囲を超えそうな施設は、再度標準液等の見直しを行って頂きたい。TBILの第29回からの試料3の目標値(2.50mg/dl)と平均値(2.23 mg/dl)の差が若干大きく許容範囲を超える施設が多く確認されるため目標値の見直しが必要であろう。

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